『キャロルの終末(CAROL and the end of the world)』というネットフリックスのドラマを見ました。ネタバレします。
アメリカのアニメで、シワやたるみの出た中年女性のキャロルが主人公。
あと七ヶ月余りで惑星が地球に衝突することがわかっていて、終末がゆっくりと近づいている世界。
そんな世界で元々物静かなのに、さらにすっかり気力を無くしているキャロル。
テレビを見てもつまらない。
スーパーマーケットも道もゴミが散乱して荒れている。
死ぬ前にと、エジプトやチベット、パリなど観光旅行に精を出す人々や、野外コンサートのドンチキ騒ぎを楽しむ人がいるけど、キャロルはどうしても意味を見出せない。
お気に入りのレストランは閉まってしまった。
そんな中、ピシッとした格好でキリッとした雰囲気の女性を駅で見かけてついて行ってみると、終末が近づいている世界で、きちんと働いている人々がたくさんいた。
そこで黙々と働くことで、心の安定を得ていくキャロル。
みんな他人とは交流せず、自分の仕事を黙々とやるだけだけど、キャロルはまずそこで働く人たちの名前を覚え、交流が生まれていく。
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途中見るのがまだるっこしいところもあるけれど、全10話とても良かった。
アニメの色合いや、音楽のチョイスも良かった。
終末が近づいている世界で自分はどんなふうに生きるだろうか。
自分もキャロルのように、日々変わりなく過ごしたいかもしれない。
働いている方が気が紛れていいかも。
今の自分は、働く前のキャロルみたい。なんだかどうもつまらなくて。
特に困っていることもないから、贅沢な悩みなんだろうけど。
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聞き取りやすい英語で、日本語字幕にしたり、英語字幕にしたりしてみている。
CARPE DIEM とは「今この瞬間を楽しめ」という意味のラテン語らしい。
アニメでこの言葉が出ていた時の周りの反応から推測すると、もっとはっちゃけた訳の方が合う感じがする。
モヒカン刈りのバイクで暴走する人たちがこの言葉を肯定している感じから。
潔い諦念というよりは刹那主義的な快楽の方が近い感じ。
哲学的な感じよりも「ただ楽しめ」的な。
sobbing とは泣きながら体を震わせて喘ぐ様子をいうらしい。
泣くと言えば、cryしか知らなかったけど、こんな言葉があるんだな。
花火が打ち上がる音もいろんな表現があるんだな。
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