2024年3月31日日曜日

実家の相続、婿養子、田舎の土地

母が亡くなり、一人では暮らせない父の世話や実家の土地をどうしたものかと。

度々実家に帰って世話を続けているものの、これを後何年も続けられはしない。

実家の家屋敷、田畑、山林、竹林。

母が元気な時は、いろんな作物がとれ、多種多様の実りをもたらしてくれた豊かさが誇らしくもあったけれども、母が亡くなった後それが一転し、豊かな実りを自分で収穫し、袋に詰めて販売所まで持っていくだけでも大変でその広さが負担に感じられる。

米を作るにしても、耕運機、田植え機、コンバインなどの稲刈り機を購入し所持し使用するのは親の代でやめ、人に頼んでやってもらっている。

実家の近所もだいたいそんな状態。

誰かに頼んで米を作ってもらうより、米を買った方が安くても、長年の習慣と、飢饉への恐れがあって、大体は米づくりを続けている。

農作業自体は好きだけど、そんな広さは必要なくて、自分の年齢から言って、あと10年もできるかどうか。

私の子供達は子供の時から農作業をほとんどやったこともなく、相続しても持て余すだけ。

固定資産税と家の維持費が重荷になってくる。

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父はまだ移動、トイレ、食事(食事の用意はできないが)、風呂は自分でできるので、介護が必要となるまで、実家で死ぬまで暮らさせてあげることができれば良いかもしれないが、母が死んだ後父も元気がなくて、消化試合のような生きてる意味を感じられていない雰囲気がある。

自分もあまり実家にかまけていると、夫や子供の負担が増して、こっちの家族が壊れかねないし、施設に預けるしかないかなという状態。

発言小町で、いろんな意見を目にしているけども、田舎の土地を相続したって負担になるだけという意見が多い。

発言小町で、「家を継ぐ」ということは、結婚し、子供をもうけて、家を存続させていくということを意味するので、結婚をしなかったり子供をもうけないものが「家を継ぐ」と言っても継ぐことにはなっていないと。

子供を女しか生まずに、後を継げと言ってもよっぽどの資産家でない限り婿養子に来てくれるものなぞいはしない、婿養子にこだわっていたら、結婚することはできない。

家を存続させたいと思うなら、男の子を三人は産め、そしたら一人ぐらいは跡を継いでくれるかもしれないという意見を目にしてなるほどなと思った。

確かに男の子がいる本家もその子が結婚しないまま、50代になっているので絶ることは確実。

こうやってブログに書いていると、考えが整理されてとても良い。

自分がああしたらよかったかな、こうしたらよかったかなと悩んでいることも、それ以外の選択肢はなかったんだなと気づけられた。

自分は跡取り娘にも関わらず、家を出て婿養子を取らずに結婚し、相手の姓になった。

しかし婿養子を取ることにこだわっていたら、結婚はできず、私の代で家は絶えていただろう。

もしも夫に婿養子に入ってもらったとしても、気の強い母と折り合いがうまくいかずに離婚するか、別居することになっていただろう。

母は私が子供をもうけたあと、私が離婚して子連れで実家に戻ってきてくれることを望んだこともあると言っていたが、離婚するような家では子供がうまく育たないから、そうしなくて良かったんだと言っていた。

自分の選択で良かったのだと思う。

中には婿養子に来てもらっている家もないことはないけれど、そこは舅姑とも婿養子に従っていそうな気の使い方をされている雰囲気のお家だ。

うちではきっと無理だった。

自分の選択で良かったんだと、考えが整理されて良かった。

 これがブログの効能だと思う。

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